中国へ広がる支援の輪・漢詩に込められた応援メッセージ
2020.2.13
コロナウイルスの感染拡大によって医療物資やマスクなどが不足している中国。
日本から送られた支援物資にはさまざまな漢詩の応援メッセージが添えられています。
日本からの支援に感謝の気持ちを表した下記のような記事が新聞に掲載されました。
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今回の武漢の疫病発生の状況、日本人が強力に援助を提供したと言わなければなりません。
この援助は“錦上に花を添える”ではなくて、“雪中に炭を送る”です。
大多数の中国人にきわめて深い感慨を覚えさせたのは、
日本は中国に欠ける医療物資を急いで送って来ただけではなく、
また一緒に私達に日本の漢の文化的基盤を示しました。
彼らの漢の文化は私達が送り込んだのものでありましたけれども。
みんなは、日本から送られた援助の物資の上に
“山川異域、風月同天”8つの漢字を印刷しているのを覚えていると信じます。
『 山川異域、風月同天 』
住む場所は異なろうとも、風月の営みは同じ空の下でつながっている
<錦上に花を添える>
美しいものの上に、さらに美しいものを加えること。
<雪中に炭を送る >
相手が最も困っている時に救いの手を差し伸べること
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こちらの支援物資には、このようなメッセージが添えてあります。
『青山一道同雲雨,明月何曾是両郷 』 |
風も雨も乗り越えてきた親友が、遠く離れたところに住んでいても
同じ空で同じ月を眺めている |