いぐさ~畳表のできるまで
2008.10.31
1) 苗堀り
8月に畑(苗床)に植え付けられた苗を掘り出し水田苗床へ植付け育苗します。
それを11月下旬に掘り出し、本田植え付け株用に切り、株分けの調整をします。
2) 植え付け
調整された苗は、12月上旬からいぐさ移植機で植え付けます。
3) 先刈り
5月上旬ころ、根元まで日光が当たるよういぐさの先端を刈り払って、新芽の発芽を促します。
(収稚45日前項に出る芽が長くて高品質のいぐさになります)
4) 収穫
6月下句から7月中旬にかけ、成長の良い充実したいぐさを刈り取ります。
刈り取り時間帯は、気温が高くない、早朝や夕方です。
5) 泥染め
刈り取られたいぐさは、その日のうちにいぐさ独特の色、香り、光沢を出すため、天然染土を使って泥染めを行います。
その後、乾燥機で乾燥させます。
6) 選別
乾燥されたいぐさは、製織する畳表の銘柄にあわせて、長さごとに選別します。
7) 製繊
乾燥されたいぐさは、長さことに選別し、傷、太さのチェックをして畳表に繊り上げていきます。
8) 仕上げ
製織された畳表は、一枚一枚織り傷がないかなどをチェックする仕上げを行います。
9) 出荷
製品に対する責任表示を明確にするために、生産者番号を表示するステッカーをつけて、全国に出荷されています。